ファシリテーター(2026年)|

石川朝日

俳優。1995年生まれ、穴の世代。Dr.Holiday Laboratory。多摩美中退、ジャックルコックはなんとか卒業できた。拡張された2025年が怒涛の展開でラストを迎え、旧ノグチルームに溶けた。と同時に、俳優のシーズン1が終了したことも実感した。冬眠としての湯治のおかげで失っていた食も戻った。いまはまさしく霧のように東京を漂いながら、シーズン2へと向かう途中。少し深く潜る時期かもしれない。あるいは時速4kmのペースを確認しながら歩く。2021年に三軒茶屋を出発した歩くプロジェクトは5年かけて、金沢までたどり着いた。ここからさらに北へ向かう。新しい歩行の開発中。

岩田奈津季

2002年千葉生まれ、千葉育ち。立教大学大学院映像身体学専攻 博士前期課程に所属。
身体の差異や社会構造のなかで生じる「どうしようもなさ」を引き受け、それとともに踊り続けていくことを目指している。これまで、自閉症を持つ兄との関係性を起点に作り出した「相手事」という概念を軸に活動を行ってきた。2025年、電動車椅子ユーザー・映画監督の石田智哉、ヴァイオリニスト加藤綾子とのトリオ作品『あいてごとダンス』を発表。千葉県アーティストフォローアップ1期生(2024〜)。

金川晋吾

写真家。1981年京都府生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、2024年『祈り/長崎』(書肆九十九)、『明るくていい部屋』(ふげん社)刊行。主な展覧会、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館、2024年「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」東京都写真美術館、「つくりかけラボ16 知らないうちにはじまっていて、いつ終わるのかわからない」千葉市美術館 、2025年「ある日」座間市役所など。

https://linktr.ee/kanagawashingo

草野なつか

1985年生まれ、神奈川県出身。東海大学文学部文芸創作学科卒業後、映画美学校12期フィクションコースに入学。2014年『螺旋銀河』で長編映画初監督。長編2作目『王国(あるいはその家について)』はロッテルダム国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映されたほか、英国映画協会(BFI)が選ぶ「1925~2019年、それぞれの年の優れた日本映画」の2019年で選ばれる。いずれの作品も演者と役柄のあわい、役柄を「獲得」したときの声の変化に着目した作品である。様々な手法を模索しながらもあくまで「劇映画」にこだわった制作を続けている。

中條玲

長崎生まれ。舞台芸術のパフォーマーでありアートマネージャー。2025年まで、自宅でコース料理を提供する取り組みをやっていました。いまも調理/食事をつかって考えたり集まったりしています。食物アレルギーの感覚や食卓における場の設計、味覚や嗅覚を出発点に「接触」の捉え直しをしながら、舞台芸術へと接続しています。
https://chujorei.com

(写真:comuramai)

中山奈美
 

1991年 劇団文学座付属演劇研究所に入所、舞台照明を始める。1998年 文化庁在外研修員として、ニューヨークで研修。1997年から2005年まで、北京の生活舞踏工作室に参加。2017年よりフリーランスとなり、パフォーマンスや展示で空間を生かした光と影のデザインに取り組んでいる。
最近の参加作品に「魔法使いの弟子たちの美しくて馬鹿げたシナリオ」(スペースノットブランク)、「ミッキーアイランド」(滋企画)、「誰も見ていない場所で、たしかにわたしは踊っていた」(egglife x 迎英里子)など。

宮坂遼太郎

1995年生まれ、長野県諏訪市出身。
主に打楽器や打楽器的なものと一緒に演奏する。社会に偏在する画一的な矯正に抗い、未知の温度に達することを目標とする。
大石晴子、折坂悠太、カネコアヤノ、xiangyu、蓮沼執太、増田義基をはじめとした多くのミュージシャンとの協働、即興演奏や独奏など様々な方法で音楽と関わる。
これまでに自作の宅録作品を2作リリース。秋山徹次、波多野敦子、嶺川貴子とのライブ盤計3作もftarriより発売されている。

村社祐太朗

1991年東京生まれ。演出家、劇作家、な研代表。2014年から新聞家として活動。演劇の上演を各地で行う。2020-22年度THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。2019-20、2025-26年度セゾン・フェローⅠ。2020年に精神保健福祉士の資格をとり、以降精神科クリニックや自治体に勤務。2026年に江戸川区にある11叉路のすぐ側に「な研(なすりつけあい研究所)」を開設。な研では、上演が精神衛生の保持に役立つという事実を積み上げている。

オブザーバー(2026年)|

池田美月

高円寺出身。演劇を通じて、「見る」行為や「見る/見られる」という関係性について考えたり、演劇が持つ虚構性や日常に潜む演劇性から自分自身の経験や私たちが生きている世界について考える演劇学は面白いと思ったため、大学ではドイツ演劇学を学んだ。
今は、国際文化交流に携わる公的団体で働きつつ、文化芸術と「公」の関係、オルタナティブな場における実験的な取り組み、「地べた」に興味関心を抱きながら過ごしている。

大野詠史

東京生まれ。普段はNPOで子どもの遊び場や居場所作りを行っている。他にも、子ども・若者関連施設で行われるヒアリング事業に参加しながら、子どもの権利条約について勉強中。「権利の主体」としての〈からだ〉が他者(の権利)に触れるとき〈遊び〉はどうあるのか、「からだから遊びを誘うには?」などが最近のテーマ。

加賀田玲

俳優、バンド「ジョンのサン」、障害者介助。1996年福島県生まれ。早稲田大学文化構想学部文芸・ジャーナリズム論系卒業。俳優としての近年の出演作に、オフィスマウンテン『トリオの踊り』(2024年・2025年)、三枚組絵シリーズ『伸り反り』(2025年)、ワワフラミンゴ『とっちらかってるね』(2025年)、松原俊太郎 / 小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『魔法使いの弟子たちの美しくて馬鹿げたシナリオ』(2025年・2026年)など。

木村玲奈

振付家・ダンサー。東京郊外に構えた場『糸口』を拠点に〈ダンスは誰のために在るのか〉という問いのもと、国内外様々な土地で創作・上演を行う。近年は、ダンスプロジェクトのリサーチャーやファシリテーターとしても、幅広い年代の身体 / 心と向き合う。2019年度 セゾン文化財団 ジュニア・フェロー。2020年度 セゾン・フェロー I 。2020年より「6steps」という団体を立ち上げ活動中。2025年度~ セゾン・フェローⅡ。
https://reinakimura.com

渋革まろん

批評家。演劇・パフォーマンスを中心に批評活動を展開。「チェルフィッチュ(ズ)の系譜学――新しい〈群れ〉について」で批評再生塾第三期最優秀賞を受賞。演劇系メディア演劇最強論-ingの〈先月の1本〉にてパフォーマンスとポスト劇場文化に関するレビューを連載(2022)。最近の論考に「〈ポスト欲望の人間〉とリテラルなものの露出」(2024)、「ポスト劇場文化の〈雰囲気〉と“参与の構造”を解析する」(2024)など。パフォーマンスアートプロジェクト「R5 遺構 I 以降 since then I from now」(2023)、「Inhabited island – War and Body」(2023)、「R6: Releasing and Healing 解放すること/癒すこと」(2024)参加。

高嶋晋一

美術作家。パフォーマンスや映像制作、執筆活動などを行う。2023年よりスタジオ「ユングラ」にて「探究会:あるをする」という会を断続的に開催している。また最近(2025年の年末)、美術史・美術批評の関貴尚、写真家の中川周とともに、行為(action)、出来事(event)、対象(object)と、それらを事後的に記述する言葉との関係を探るコレクティブ「preposterous(プリポステラス)」を結成し、活動を開始。

宮下寛司

慶應義塾大学文学部等非常勤講師。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。専門は日欧の現代舞踊およびパフォーマンス。現在はドイツ語圏における舞踊学や演劇学の知見をもとに、現代舞踊およびパフォーマンスにおける「主体化」についての博士論文完成に向けて執筆中。

ファシリテーター(2025年)|

inter/view

ペインターの黒木麻衣とダンサーの坂藤加菜による「踊る」と「描く」というお互いの行為を見つめ合う試み。
2021年より活動開始。これまでの発表に『展示と実演 inter/view』(2021年 @谷中トタン)『同じ歌を歌う』(2023年 @ユングラ)など。
https://www.instagram.com/inter_view_

金川晋吾

写真家。1981年京都府生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、2024年『祈り/長崎』(書肆九十九)、『明るくていい部屋』(ふげん社)刊行。主な展覧会、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館、2024年「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」東京都写真美術館、「つくりかけラボ16 知らないうちにはじまっていて、いつ終わるのかわからない」千葉市美術館 、2025年「ある日」座間市役所など。

https://linktr.ee/kanagawashingo

高嶋晋一

1978年東京生まれ。美術作家。パフォーマンスや映像制作、執筆活動などを行う。近年の作品に《開闢の検討》(『呼び水』、SCOOL、2024)、《Here You Are》 《Go Here》 《Wish I Am Here》 (『場所の発掘_Some Practices』、General Museum|Site、2023)など。近年のテキストに「すべて緑になるときまで──スピリチュアリズムと図示の隘路」(『美術手帖 2025年4月号 特集:ヒルマ・アフ・クリント』、美術出版社、2025)など。

土屋光

三鷹のインディペンデント・スペース“SCOOL”の店長。佐々木敦主宰の音楽レーベル“HEADZ”のスタッフ。SCOOLを主な拠点として、イベント・公演の企画・制作・音響や音楽製作などを行っている。
これまでの創作として、小田尚稔、犬飼勝哉の演劇作品にて音楽・音響を担当。2022年・2024年に、振付家・ダンサーの神村恵、木村玲奈との共作による音楽/ダンス作品《Living Room / Living Sound》に演出・出演で参加。2023年〜2024年に、音楽家の池田若菜、浦裕幸、高良真剣と共に、4ヶ所の異なる環境で演奏を行うライブシリーズ“4 grounds”に参加した。

中川友香

1999年生まれ、長野県松本市出身。俳優、新聞家メンバー。近年の主な舞台出演に「文化センターの危機」(作・演出:松田正隆)、新聞家「とりで」「生鶴」、オル太「ニッポン・イデオロギー」、滋企画「OTHELLO」(演出:ニシサトシ)などがある。映画出演作に篠崎誠監督『きみの面影をいまだ夢みる』『ひかりのなかでよむ』、福岡佐和子監督『スミコ22』、鶴岡慧子監督『道のただなか』。

根本しゅん平
 

神奈川県生まれ。2000年から2013年までヨーロッパの劇場でダンサーとして活動。以降、芸術大学や劇場などで指導、振付をする傍ら、既存の作曲技法や構成論などを振付に応用するリサーチを滞在制作を通して重ねている。最近の作品では映像・音響・照明の操作も振付の一環として捉え、舞台上から制御しながらパフォーマンスを行っている。また、2018年から2022年まで、急な坂スタジオ・サポートアーティストとして活動。
https://www.shumpein.com

松本真結子

作曲家。長野県長野市出身。記憶・夢といった曖昧なイメージと気配や身振りなどの生の質感が共存する空間への探究が音楽活動の軸にある。主な作品として、長野県の神楽を引用した「Kagura ParaphraseⅠ~Ⅱ」(2020, 2024), アンサンブル・ノマド委嘱「瞼の裡に、」(2023), NHK委嘱オーケストラ作品「流転の星々」(2024)が挙げられる。ダンス、絵本、美術等の他ジャンルとの共同制作のほか、子どもから 大人まで幅広い層に向けた音楽ワークショップにも取り組む。

宮崎晋太朗

1984年生まれ、神奈川県出身。企画制作者。早稲田大学第一文学部演劇映像専修卒業後、俳優として演劇活動に携わる。2018年より早稲田小劇場どらま館に劇場担当職員として勤務し、2023年秋までの企画制作を担当。現在は、社会福祉の視点から文化事業を捉え直し、生活と文化に根差した個々人の権利擁護にも関心を寄せている。

矢野昌幸

俳優。1989年生まれ。神奈川県川崎市出身。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。山縣太一氏に師事。カナリアーズ主宰。まさゆきズのメンバー。大学卒業後、俳優として様々な作品に出演している。カナリアーズという団体で自作を上演することも稀にある。近年の出演はTextExceptPHOENIX+steps『わが星』作:柴幸男 演出:ニシサトシ 於:シアター風姿花伝、ヌトミック『何時までも果てしなく続く冒険』作演出:額田大志 於:吉祥寺シアター

山川陸

アーティスト。さまざまな形式で、集団で共に考える状況の設計に取り組む。Transfield Studioとしての近作に、土地と人の折り合いの歴史から都市にはたらく力を見直す《Lines and Around Lines》シリーズ(2022-、シンガポール/東京/さいたま)、《Elevation -Islands and Peninsulas》(2024-、台北/ソウル/昌原)等のツアー作品。個人では、参加型パフォーマンスの発表、相談所を運営する集まり「SNZ」、福祉施設の活動伴走、設計・施工・会場構成・設営によるアーティストやアートスペースの手伝い。スタジオユングラの設計・監督を担当(2022)。

オブザーバー(2025年)|

池田美月

高円寺出身。演劇を通じて、「見る」行為や「見る/見られる」という関係性について考えたり、演劇が持つ虚構性や日常に潜む演劇性から自分自身の経験や私たちが生きている世界について考える演劇学は面白いと思ったため、大学ではドイツ演劇学を学んだ。
今は、国際文化交流に携わる公的団体で働きつつ、文化芸術と「公」の関係、オルタナティブな場における実験的な取り組み、「地べた」に興味関心を抱きながら過ごしている。

大野詠史

東京生まれ。普段はNPOで子どもの遊び場や居場所作りに関わっている他、子ども・若者関連施設でのヒアリング、高齢者の日常支援等も行っている。ユングラ稽古会に参加しながら、自身が訪れる現場において遊ぶ身体から始まるコミュニケーションを模索中。

神村恵

振付家・ダンサー。2004年より自身の作品の振付・上演を開始し、国内外で公演を行う。美術家のユニットでも活動し、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表する。近

年の主な作品に、『新しい稽古』(2023年、BankART KAIKO、横浜)など。2021年より、スコアを介してダンスを立ち上げるプロジェクト『無駄な時間の記録』を継続中。2022年6月、スタジオユングラを作ったメンバーとともに「プロジェクト・ユングラ」を始動。2021年度~2024年度、セゾンフェローⅡ。

https://kamimuramegumi.info

木村玲奈

振付家・ダンサー。風土や言葉と身体の関係、人の在り方 / 生き方に興味をもち、〈ダンスは誰のために在るのか〉という問いのもと、国内外様々な土地で創作・上演を行う。ダンスが生まれる仕組みや構造を探したり、考えることが好き。近年は、ダンスプロジェクトのリサーチャーやファシリテーターとしても、幅広い年代の身体 / 心と向き合う。主な振付作品に『6steps』『どこかで生まれて、どこかで暮らす。』『接点』がある。’19 – ’20 セゾン・フェロー Ⅰ 。 ’20 – 東京郊外に『糸口』という小さな場・拠点を構え、土地や社会と緩やかに繋がりながら、発表だけにとどまらない実験と交流の場を運営している。
https://reinakimura.com

渋革まろん

批評家。演劇・パフォーマンスを中心に批評活動を展開。「チェルフィッチュ(ズ)の系譜学――新しい〈群れ〉について」で批評再生塾第三期最優秀賞を受賞。演劇系メディア演劇最強論-ingの〈先月の1本〉にてパフォーマンスとポスト劇場文化に関するレビューを連載(2022)。最近の論考に「〈ポスト欲望の人間〉とリテラルなものの露出」(2024)、「ポスト劇場文化の〈雰囲気〉と“参与の構造”を解析する」(2024)など。パフォーマンスアートプロジェクト「R5 遺構 I 以降 since then I from now」(2023)、「Inhabited island – War and Body」(2023)、「R6: Releasing and Healing 解放すること/癒すこと」(2024)参加。

藤本紗帆

2001年生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。世界に残るものとしての作品や事物と、自分の身体との関係性に興味があり、それぞれとの関わり方を探っている。

宮下寛司

慶應義塾大学文学部等非常勤講師。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。専門は日欧の現代舞踊およびパフォーマンス。現在はドイツ語圏における舞踊学や演劇学の知見をもとに、現代舞踊およびパフォーマンスにおける「主体化」についての博士論文完成に向けて執筆中。